技術ネタはQiitaに移りました。壁もどこぞに。

JSUG 2015 Spring in Summer で話をしてきた話

すこし日が空きましたが、先日 8月28日に日本Springユーザー会のイベント「Spring in Summer ~ 夏なのにSpring」でお話をしてきました。 なかなか人前で話をする機会がこれまでなかったので、お誘いいただいた関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。

全体的に伝えたかったのは、オレオレフレームワーク作りだしちゃうと後々困るよってのと、Springは非常に良く出来ているのでちゃんと調べた上で使い倒していきましょうねってこと。

オレオレはホントダメ。わずかでも許しちゃダメ。とくにサービスを大きくしていきたいとか、今後も継続的に保守・アップデートしていきたいとか考えていたなら、絶対ダメ。プロジェクトがスケールしてくると、必然的に人は増えるわけですけど、そのときに受け入れ側のアーキテクチャがオレオレなのか、そうじゃないのかってのは本当に差が大きい。

ここをSpring標準に乗せておくだけで、プロジェクトの途中から参入してきたメンバーの立ち上がりもグッと早くなるし、必要な人員の募集要項も明瞭化する。Springができること、を条件にすればよいだけなので。オレオレが使えるかどうか?みたいな曖昧で不明瞭な判断基準を用いる必要はなくなる。

というわけで今更ですが、改めて。
Springおすすめです。

その他のセッションでは、やはりJosh Longさんのトークセッション&ライブコーディングが非常に聞き応え・見応えがあり、とても勉強になりました。 わたしの発表には、タイトルにもあるとおり一部でバッドノウハウの紹介なんかもあったわけなんですけど、Joshさんの何気ない一言にとても衝撃を受けました。

Josh:
「みなさんはフィールドインジェクションなんて使ってませんよね?」
「もちろんコンストラクタインジェクション使ってますよね」
「テストできなくなっちゃいますからね」

自分:
「あー、フィールドインジェクション多用してるわー」
「またバッドノウハウ増えたわー」

といった具合。

よくよく考えればアタリマエのことだし非常に理にかなったことなのだけど、何故かこれに気がついていなかった。コードサンプルの多くでフィールドインジェクションを使っていたり、これまでの慣例的にフィールドインジェクションを優先的に使っていた自分に反省。そして目からうろこだった。

経験的にも、知識的にも、得るものが多くたいへん良い会でした!